身体拘束とは、抑制帯等、患者様の身体、または衣服に触れる何らかの用具を使用して一時的に患者様の身体を拘束し、その運動を抑制する行動の制限をいいます。
当院では平成27年に体幹拘束を廃止し、平成30年には拘束ゼロを看護部目標に掲げました。取り組みの中で、常に患者様の立場になって考え、どうしたら良いのか?何ができるだろうか? 倫理的視点や思考を養い、倫理カンファレンスを定期的に行っています。
患者様一人一人行動には意味があります。制止するのではなく、どんな思いでいるのかを考えられるようになりました。そして他職種とのカンファレンスによって、安全で安心して過ごす事のできる環境作りを考え、日々奮闘しています。私たち看護師、介護士もケア一つによって、拘束のない看護が実現できることに、確かな手応えとやりがいを感じています。
患者様の思いを汲みとり、看護部理念である「患者様のニーズに対応し『まごごろ』のこもった安全な看護」が提供できるよう看護の原点に立ち返り「見て、触れて、話しかける」ケアを行っています。