患者様を無理な状態で“抱きかかえる”“持ち上げる”などの介助を日々行うことで、患者様と職員には、身体面・精神面に過度な負担がかかっています。無理な状態で介護を続けた結果、利用者様は身体に新たな痛みが生じ生活意欲が低下する事や、職員は腰痛となり仕事や生活に支障をきたすこと、さらに事故を起こしてしまう場合もあります。 医療法人鉄友会では、ノーリフティングポリシーの考えを基に、患者様の自立支援・安全はもちろんのこと、働く職員の安全や健康を念頭に置き、ご家族にも安心される質の高いサービスを提供できるように取り組んでいます。
当院では、職員の健康を守るために『ノーリフティング・ポリシー』を推進しています。全国ノーリフティング推進協会主催研修会の修了証を得ている職員が勤務しており、『ノーリフティング実践施設』に認定されています。ノーリフティングについて職員へ指導を行い、また、装具や機材を充実することにより、最善のケアを保証する体制を整えて実践しております。職員の健康を守ることにより、患者様へ安定したサービスを提供できるよう努めております。
『一般社団法人 全国ノーリフティング推進協会』(旧一般社団法人全国ノーリフト推進協会)へは創立当初から当院も会員として参加しており、当院理事長の宇野甲矢人においては協会の理事を務めさせていただいております。