また、便が黒いという方は胃や十二指腸からの出血が考えられる症状のため、緊急検査をする可能性があります。
消化器科・内視鏡科・肛門科主に胃や腸などの消化器官に関する病気の早期発見・治療のために行います。
内視鏡検査では、先端にカメラのついた細い柔軟なチューブ(内視鏡)を口や鼻、または肛門から挿入し消化器官内部を検査します。
当院では、オリンパス社製の内視鏡システム(EVIS LUCERA ELITE)による経鼻内視鏡(鼻から挿入する内視鏡)を用いているため、嘔吐感が起こることはありません。
ウォータージェットシステムが搭載されているため、スムーズに挿入が可能であり、クリアな検査視野を獲得でき、細かな部分まで観察できます。
大腸スコープには「受動湾曲機能」を採用しており、腸壁にスコープが当たって力がかかると自動的にしなり、スムーズに内視鏡先端部を先へ進めることができます。
また、当院では、富士フイルムメディカル社製のカプセル内視鏡システムも選択できます。 従来の内視鏡とは異なり、カメラを搭載した小型のカプセルを口から飲み込み、体内を撮影することにより検査します。 身体への負担を軽減した検査になります。
患者様によりやさしくなった内視鏡システムで、病巣を早期発見しましょう!
大腸カメラ検査は、大腸粘膜内を隅々まで診るため、事前に下剤を2L服用して大腸をきれいにしておく必要があります。大腸カメラ検査を受けたことがある方は、この下剤が嫌で次に受けることを躊躇される方もいるほど、苦痛に感じる方も少なくありません。当院では、患者さんの負担を軽減するために、下剤を飲まないで受けられる大腸内視鏡検査を行っています。ご希望の方はまずは医師にご相談ください。
小腸用カプセル内視鏡は、外径11mm、全長26mm。大腸用カプセル内視鏡は、外形11.6mm、全長31.5mm。
超小型映像素子を内蔵したカプセル型をしており、低消費電力での撮影機能と無線送信技術が搭載されています。
口から飲み込んだカプセル内視鏡は消化管の動きによって消化管内部を移動し、内蔵されたカメラにて撮影した画像を体外の機器へ送信して診断します。
造影検査やファイバースコープによる内視鏡検査に比べ、苦痛がほとんどなく、X線による被ばくの心配もございません。検査中は日常生活が出来ます。
小腸カプセル内視鏡を服用した場合は、通常3~4日以内に排出されます。
*当院の使用機器…富士フイルムメディカル社製 カプセル内視鏡システム
まずは診察を受けていただき治療・検査の判断をいたします。 その際に内視鏡検査をするかは医師の判断と患者様のご意向を考慮し決定します。
内視鏡検査をすると決まった場合、検査前日の夕食は消化の良い食事を摂取し、当日は朝食を摂らずに来院してください。 検査機器を取り付け、カプセル内視鏡を水と一緒に飲み込みます。 消化管の動きに従い撮影してゆくため、2時間後には飲水、4時間後には軽食を摂ることが可能です。 内視鏡検査を不安に感じる方が多いと思われますが、カプセル内視鏡検査はカプセルを服用した後は日常生活を送れるため、院内での滞在時間も短いです。 当院では診察、検査、二次検査等が同じ施設内で行うことが可能です。慣れない施設に予約を取る手間はございません。
当院の理事長は消化器科、内視鏡科専門であり患者様からも信頼が厚いです。 一日に何人もの患者様が内視鏡検査を受けに来られます。 そのため、知識・経験豊富な医師や看護師に任せることができ、各スタッフがスムーズにご案内させていただきます。