乳房のエックス線写真のことで、マンモグラフィと呼ばれています。乳房は比較的柔らかい組織でできているために、専用の乳房エックス線撮影装置を使って撮影します。
乳がんは早期に発見することが大切で、早く見つかれば乳房を全部切り取る必要はなく、再発の可能性も非常に少なくなります。 症状が無く、見ても触ってもわからないごく早期の乳がんも、マンモグラフィなら早期に発見できる可能性が高くなります。
乳房にできる病気にはいろいろあり、良性の場合もあれば悪性の場合もあります。ほとんどの病気はマンモグラフィで見つけることができます。しこりが触れる場合に、写真を見てそれがどういうものであるかを判断したり体の外側からの診察では触れない病気を見つけることもあります。
エックス線検査ですので放射線被ばくがありますが、部分的なもので、日常的に浴びている宇宙線に含まれる放射線などの自然放射線量よりもごく微量です。
撮影は一般的に、乳房を片側ずつ台の上に載せ、はさんで平らにして撮影します。左右の乳房は別々に挟む角度を変えて撮影します。早期の乳がんを見逃さないためには、できるだけ乳房の全体を撮影することが重要であり、撮影技師(女性)が皆様の乳房に触れる必要があります。ご理解をお願いいたします。
乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。排卵から月経が始まる頃まで、卵巣から分泌されるホルモンによって影響を受け、乳房がしばしば硬くなったり痛みを感じたりします。閉経前の方が検診を受けるタイミングは、乳房が柔らかい月経開始後2~3日から1週間くらいの時期がベストといわれています。
検査内容 | 検査料金 |
---|---|
オプションの場合 2方向 | 4,950円(税込) |
別途文書料[単独検査のみ] | 2,200円(税込) |
近年、乳房MRIの乳がん発見率はマンモグラフィや超音波検査(乳腺エコー)の検出率を大幅に上回り、またMRIでしか検出できない乳がん発見に有効であると報告されています。既にアメリカではMRIファーストという言葉があるほどMRIでの乳がん検査が第1の選択枝として主流になっています。また乳がんの広がりだけでなく、良性・悪性の判別もでき、その有用性は今後ますます高まると思われます。
当院では乳房MRIを積極的に行い、超早期乳がんの発見を目指します。X線撮影のマンモグラフィのように乳房圧迫することが無いため痛みが少なく、また放射線被曝の心配がありません。
検査台にうつ伏せの状態で寝て検査を実施します。息止めなどは必要無く、検査時間は約30分です。
院内掲示物子宮頸がんは、子宮頸部の入り口に発生することが多いがんであり、現在では20歳から40歳代前半の若年層に増えていると言われています。通常、子宮頸がん細胞は、原因となるHPV(ヒトバビローマウィルス)の感染から5~10年以上かかって増殖するといわれています。定期的に健診を受けることで、がんになる前の段階である前がん状態で見つけることが可能です。
超音波の原理を使った検査法で、体内に超音波を送り、跳ね返ってくる反射波(エコー)をとらえることにより、情報を画像化します。経膣超音波では、指の太さほどのプローブを膣内に入れて行います。子宮全体の大きさ、卵巣の状況、子宮筋腫や子宮内膜の状況、卵巣腫瘍の有無などを検査します。痛みもなく、X線撮影のように放射線を使いませんので、被爆の心配もありません。
子宮頸部細胞診は、子宮頸がんを発見するためのふるい分け検査として行われます。検査は、子宮頸部付近の細胞を医師が綿棒などでこすりとり(スメア方式)、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。
また、この検査は正常な細胞と比較して評価・診断するので、細胞ががん化する一歩前の前がん状態(異型細胞)を見つけることも出来ます。
検査料金 | 4,400円(税込) |
---|---|
別途文書料[単独検査のみ] | 2,200円(税込) |
年齢別にみた女性の乳がんの罹患率(りかんりつ)は30歳代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。 また、女性が生涯で乳がんに罹患する確率は9%(11人に1人)といわれています。(2012年データに基づく) 乳がんは、早期に発見することでほとんど治癒が可能な疾患でもあります。 院内掲示物
当日、追加検査が可能です。また、検査は女性技師が担当いたしますのでご安心ください。
検査料金 | 3,300円(税込) |
---|---|
別途文書料[単独検査のみ] | 2,200円(税込) |