鼻から細いスコープ(カメラ)を胃まで入れて、胃の状態を検査します。胸焼け、食欲不振、腹部の不快感、便に血がまじる、便秘と下痢を繰り返すなどの症状でお悩みの方は、一度内視鏡検査を受けてみてはいかがでしょうか。また、病気は早期に発見するほど治癒しやすくあります。早期がんは症状がない場合が多々ありますので、定期的に内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
風邪をひいたときの診察で、舌の奥をヘラみたいなもので押されて「オエッ」となりそうな経験をしたことがあると思います。これを咽頭反射(いんとうはんしゃ)といいます。口からの内視鏡は咽頭反射をもよおし易いですが、鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、ほとんど咽頭反射をもよおすことなく検査を受けることができます。鼻腔内には麻酔剤を塗布するため鼻の痛みもありません。
口を自由に動かせますので、検査をしている医師と会話ができます。 気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。
麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく、検査終了後30~60分で水を飲んだり食事をしたり、車を運転することもできます。
屈曲部における挿入性を追求した「受動湾曲」 受動湾曲はスコープ先端に設けられている湾曲操作可能な通常の湾曲部のすぐ後ろに位置し、軽く腸壁に押し当てられただけで自然に曲がる機能です。 特に日本人に多いやせ型の女性や、腸管同士や他臓器との癒着がある患者様に対する負担軽減と、挿入性向上を追求しています。
手元から先端への力の伝わりやすさを追求した「高伝達挿入部」 大腸内視鏡の操作では、大腸の長さや形状により、手元側の力が途中のループやたわみで失われ、挿入が困難になるケースがありますが、「PCF-PQ260L/I」では手元の力を先端部まで伝わりやすくする高伝達挿入部により、スムーズな挿入を サポートします。
さらなる細径化で受診者の負担軽減を追求した「先端部外径9.2mm」 より負担の少ない大腸内視鏡検査をめざし、先端部外径・軟性部外径ともに9.2mmという細さを実現しました。(従来からある細径大腸内視鏡「PCF-P240AL/I」の 先端部外径は10.3mm、軟性部外径は10.5mm。) また、直径2.8mmの鉗子口を装備しているため、高周波スネアなど処置具が使用 でき、隆起性病変を切除するポリペクトミーや内視鏡的粘膜切除術(EMR)、ESD などの 治療も可能です。
従来の空気送気による大腸内視鏡検査では、なかなか腸管内の空気が抜けきれず、検査終了後も腹部膨満感や不快感が持続することがたびたびあり、これも大腸内視鏡検査が苦痛である原因の一つと考えられます。当院では、観察の際に空気ではなく、二酸化炭素(炭酸ガス)を送気しています。炭酸ガスは空気と比べ、腸管から血液へ吸収されやすく、呼吸により速やかに肺から体外に排泄されます。すなわち、炭酸ガスは空気と比べ極めて生体吸収に優れており、拡張した腸管は速やかにしぼみ、苦痛の軽減につながるということです。
内視鏡や注腸X線検査のような画像が得られ、大腸内の様子がバーチャルリアリティーで確認できるCTスキャナによる検査法です。 便潜血反応が陽性の方の二次検査・精密検査として有用な検査法として近年注目されています。
大腸内視鏡と比べ、痛みの少ない検査が可能です。検査も10分程度の短時間で終わりますので、容易に検査を受けていただけます。
また、内視鏡では観察の難しい大腸内のヒダの裏側や、内視鏡を入れにくい方も大腸内の様子を確認することができます。
※大腸内の病変が見つかった場合には内視鏡による精密検査、病理採取を行う必要があります。
大腸内に二酸化炭素ガスを注入し、腸管を膨らませた状態で検査します。炭酸ガスは腸管から体内に吸収されやすく、検査後の腹部膨満感が速やかに解消されるという特長があります。仰向け、うつ伏せの2体位で撮影を行うことで、腸管内の全域を高精度に観察することができます。
検査料金 | 28,600円(税込) |
---|---|
別途文書料[単独検査のみ] | 2,200円(税込) |