みなさんご存じの通り、水は大切です。しかし、その大切な水、病院の水道を維持するために日々どのようなことをしているかご存じないかと思います。
当院では、毎日水質をチェックし、貯水槽本体も毎週点検をしております。また年に1度、貯水槽を空にしての清掃・消毒も行い安全安心な水の維持に努めております。
こうした日々の貯水槽水道の管理状況を評価・格付けする制度が貯水槽水道ランキング表示制度です。この制度は、登録検査機関が貯槽送水道の法定検査に合わせて、一定の基準に従い、貯水槽水道の管理状況を評価し、格付けを行う制度で、優れた施設は一般社団法人全国給水衛生検査協会のホームページで公開されております。
当院は2015年基準になってから7年連続で最高の評価である管理優良施設〈S〉の認定を受け続けています。今後とも患者さんが安心して水をご利用でき、安全に病院で療養いただけるように、施設管理に努めてまいります。
カテゴリ:院内共通 | 2022/10/24
放射線科です。
毎年9月になると学会シーズンが到来します。当科でも毎年いくつかの学会や研究会に参加しています。その中の一つに毎年参加している『日本磁気共鳴医学大会』という学会があります。『磁気共鳴』とは、MRIを構成している技術のことを指します。コロナ禍以前では数千人が参加するほどの学会で、MRI関連では国内最大規模です。今年も9月9日~11日の三日間開催されました。
MRIは磁石を使用して画像を撮影します。ご存じの方は多いのではないでしょうか。少し詳しく説明しますと、静磁場と勾配磁場の特徴が違う2種類の磁石と、RF波と呼ばれるラジオ波に近い電波を使用して、体内の情報から画像を作成します。これらの組み合わせやタイミングで、MRIの撮影条件や撮影方法は無限大であり、奥の深い専門的な知識や技術が必要となります。
今年度もリモートのライブ配信にて、この学会に参加しました。画像を見やすくするテクニックや撮影時間を短くする技術、今までになかった撮影方法の紹介や使用方法、そしてどのような病気にはどのような撮影が適しているのかなど、多くの事を学びました。これらの知識や技術を日々の検査にフィードバックして、患者さんへ提供するサービス向上につなげて参ります。
カテゴリ:院内共通 | 2022/09/30
みなさんはMR(Mixed Reality:複合現実)という言葉を聞いたことはありますでしょうか。ヘッドマウントディスプレイを装着し、現実の視界と仮想のCGを一緒に映し出し、あたかも仮想のCGが現実に存在するかのように見せる技術です。
“リハまる”というMRの技術をリハビリテーションに応用したシステムについて、メーカーの作業療法士を大阪から招き、当院にご紹介いただきました。高次脳機能障害や認知症の患者さんに、CGの犬とキャッチボールができたり、迷路の中で宝探しを行うことができ、ゲームを楽しみながらリハビリができるシステムでした。スタッフも興味津々で、夢中でシステムによるリハビリを体験していました。
現代のリハビリテーションは、ロボットや機械を使用する機会が多くなりました。リハビリテーション部では、新しいリハビリテーションの技術や機器を試すなど、定期的に勉強会を開催しています。患者さんに楽しんでより効果のあるリハビリテーションを提供できるように、日々自己研鑽に努めています。
カテゴリ:院内共通 | 2022/07/25
メディカルサポートセンターです。
4月に1階受付事務所内のレイアウトを変更をしました。動きやすさの向上を目的とした働きやすいオフィスに模様替えです。今年度よりスタッフの席をフリーアドレス化して、それぞれスタッフが自由に席を利用しています。スペースの有効活用ができ、作業効率も向上しました。
鮮やかなカラーのスタイリッシュなデザインの椅子に、デスクワーク時の機能性を考慮した背丈の高い机。機能的で働きやすく、また、綺麗に整頓されたオフィスに、スタッフのモチベーションは高まっています。
これからも患者様へ、より一層、質の高い「まごころ医療・まごころサービス」を提供できるように、さらに環境を整えて参ります。
カテゴリ:院内共通 | 2022/05/09
当院では、経済連携協定(EPA)に基づき外国人看護師候補者の受け入れを行っています。候補者は、母国で看護師の実務経験を持ち、また日本語研修を終了しており、日本の病院で働きながら看護師国家試験に合格することを目標としています。
2020年と2021年に1名ずつ、2022年の今年は2名の看護師国家試験合格者を出すことができました。また、准看護師試験にも1名が合格しています。
第111回看護師国家試験の全体の受験者は65,025人、合格者数は59,344人(合格率91.3%)ですが、EPA候補者(ベトナム、フィリピン、インドネシア)全体の受験者は370人、合格者数は44人(合格率は11.9%)と非常に難関なものになっています。
このようにEPA候補者の合格率が低い中にあっても、当院の候補者は、異国の地で仕事と勉強を両立させ、日々頑張ってきました。その粘り強い努力の甲斐あって、見事に今回『さくら咲く』を手に入れることが出来ました。
今年度合格した看護師のグローリーさん、マアンさん、准看護師のメンさん
合格おめでとう!!!
EPA候補者の彼女たちは、意欲的に誰とでも笑顔で接し、責任を持って仕事に取り組んでいます。彼女たちのその姿を見ていつも、私たち職員も元気と、刺激を受けています。
新年度が始まりました。今年も「看護部一致団結!」 頑張っていきます。
「Kaya to! LABAN!!!」
(最後まで諦めないでがんばります!!!)
グローリー
自己学習や日本語の勉強も難しかったです。病院から日本語学校に通学させてもらうことができたので、とてもわかりやすく、理解が出来ました。また国家試験前には集中して勉強できるように気を使ってもらいました。この経験を看護師として活かし頑張ります。
マアン
みなさま、こんにちわ。私は、3年間大変でしたが、仕事と勉強を両立して行う事ができ、看護師国家試験に合格することが出来ました。受け入れてくれた宇野病院の皆様にいろいろなサポートをしてもらいました。これからも看護師として頑張ります。
メン
フィリピンから日本に来て3年間、宇野病院の皆さんに、勉強のこと、日本の文化のことなど教えてもらいました。勉強では、日本語と専門用語が難しく、何度も周りの職員に聞きました。今回は准看護師に合格しましたが、来年は看護師をめざして頑張ります。
こんにちは、健診センターです。2021年12月に当センターは、人間ドック学会が行う「人間ドック健診施設機能評価Ver4.0」と、一般社団法人健康評価施設査定機構が行う「優秀施設認定」の更新認定に共に合格しました。
健診施設を第三者から評価することにより、健診の質の改善を促進し、受診者様が安心して健診を受けていただけるよう定められたものです。人間ドック学会が定めた項目に沿い審査を受け、それらをクリアした施設だけが「機能評価認定施設」として認められます。
認定の評価は「施設の体制に関するもの」「受診者の満足・安心に関するもの」「人間ドックの質に関するもの」の3つの観点で評価します。特に以下の4点について厳しくチェックします。
1.安全で正確な検査
2.当日の医師による結果説明の有無
3.保健指導の有無
4.受診後のフォローアップ
一般社団法人健康評価施設査定機構は、健康診断等を行う施設の評価基準を施設と調査研究する機関です。その評価基準に基づいて優れた施設を評価して公表することにより、健康診断等を行う施設の向上を支援することを目的としています。
「優秀施設認定」には、以下の条件を満たしている施設が認定されます。
1.健診施設として理念と基本方針が明確であること
2.医師やスタッフが充分に配置され、受診者が信頼できる健診が実施されていること
3.健診後のフォローアップが充分な体制で実施されていること
4.特定健診や特定保健指導の実務が厚生省の指針や指導に適合し実施されていること
当センターにおいて、「人間ドック健診施設機能評価」は2006年4月に初回の認定を受けてから3回目の更新、「優秀施設認定」は2015年に初回の認定を受けてから2回目の更新になります。これらの評価認定は一度認定されたら終わり・・・ではなく、最新の医療ニーズ等に対応するため、定期的に更新審査があります。評価認定の名誉に恥じないように、引き続き受診者の皆様に当院の理念である「まごころ医療・まごころサービス」をスタッフ一同協力して提供し、より質の高いサービスを目指してまいります。
カテゴリ:院内共通 | 2022/04/11
栄養科ではSDGsの目標に掲げられた「12:つくる責任、つかう責任」の観点から食べ残しを減らす取り組みを行っています。
患者様の食事摂取量を定期的に確認し、残さずに全て召し上がって頂けるよう提供量の調整を行い、食欲のない方にはおかずを栄養価の高いジュースやゼリーへ置き換え、少量で栄養補給ができるよう工夫をしています。
また、嗜好により青魚を召し上がる事ができない方には肉や豆腐、牛乳が苦手な方にはヨーグルト等他の献立へ変更する事も行っています。
これからも食べ残しを減らすだけではなく、患者様に全て美味しく召し上がって頂けるようなお食事の提供を心がけてゆきたいと思います。
カテゴリ:院内共通 | 2022/02/25
「日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部 合同学術大会2021」が2021年10月30日~2021年11月7日までWEB開催されました。学術大会のシンポジウム『病院薬剤師によるタスク・シフティング』で薬剤科長の有木薬剤師がシンポジストとして講演しました。
シンポジウムの内容は全100分で、各県(愛知、岐阜、三重、静岡)の薬剤師1名ずつ4例の事例を発表し、その後、総合討論を行いました。宇野病院は「じつは、もうやっているよ!~タスク・シフティング実施にあたって多職種との調整~」と題して、処方入力などの代行業務を文書化、全医師への了承、サインを得るまでを報告しました。
タスク・シフティングとは、医師が担う業務を、病院勤務の薬剤師・看護師などのメディカルスタッフへ業務移管・共同化し、医師への業務集中を軽減しようというものです。厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会(2019年3月)」が、2024年4月を目処に、「医師の時間外労働上限」を適用するなど、医師の働き方に関する方針を打ち出しており、今後「タスク・シフティング」の流れが各医療現場において急速に普及してゆくことが予想されます。
中小規模の病院では代行入力は従来より行われており、責任の所在を明瞭にしておかなければ、問題が起こりうる可能性もあります。現在行っている業務にも多職種との調整、了承を得て、文書化をしていくことは責務であると考えています。
今後はPBPM(プロトコールに基づく薬物治療管理)を作成し、医師への同意を取得していきます。これにより、医師の最終確認・再確認を必要とせず、薬剤師が主体的に業務を行うことが増えていきます。
患者さまへより迅速に、より最善でかつ安全な薬物療法を提供するため、宇野病院の薬剤師は日々進化していきます!
《大会オフィシャルのHPはこちら↓↓》
日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部 合同学術大会2021
カテゴリ:院内共通 | 2022/02/12
こんにちは。メディカルサポートセンターです。年も明け、1月も下旬に差し掛かろうとしています。まだまだ寒い日が続きますが、お身体ご自愛ください。
先日、珍しく岡崎周辺でも雪が降りました。皆様のコロナ禍での心の疲れを少しでも癒せるように、発熱外来診察室のコンテナ前で雪だるまに患者様のお出迎えをしてもらいました。皆様お気付きになられたでしょうか。
新型コロナの感染拡大と共に、発熱の問合せが増えて参りました。発熱、風邪症状で診察を希望される方は、ご来院される前に当院ホームページの発熱外来ページをご覧ください。受診までの流れをご案内してあります。新型コロナの感染拡大を防止するため、ご協力お願いします。
カテゴリ:院内共通 | 2022/01/19
こんにちは!リハビリテーション部です。
リハビリテーションでは、まず患者様の日常生活動作の改善に対してその基礎となる姿勢や動きを評価し、患者様一人ひとりにあった治療を行っています。その治療の中で、様々な課題が見えてきます。わたしたちはこれらの課題を少しでも解決できるよう、研究活動を行っています。
病院全体のリハビリテーションの質が向上するように、この活動で得られた成果はスタッフ全員に共有しています。今後も様々な課題の解決にチャレンジして、患者様へより質の高いリハビリテーションを提供できるよう努めて参ります!
カテゴリ:院内共通 | 2022/01/12
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2024年6月7日
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