当院では、経済連携協定(EPA)に基づき外国人看護師候補者の受け入れを行っています。候補者は、母国で看護師の実務経験を持ち、また日本語研修を終了しており、日本の病院で働きながら看護師国家試験に合格することを目標としています。
2020年と2021年に1名ずつ、2022年の今年は2名の看護師国家試験合格者を出すことができました。また、准看護師試験にも1名が合格しています。
第111回看護師国家試験の全体の受験者は65,025人、合格者数は59,344人(合格率91.3%)ですが、EPA候補者(ベトナム、フィリピン、インドネシア)全体の受験者は370人、合格者数は44人(合格率は11.9%)と非常に難関なものになっています。
このようにEPA候補者の合格率が低い中にあっても、当院の候補者は、異国の地で仕事と勉強を両立させ、日々頑張ってきました。その粘り強い努力の甲斐あって、見事に今回『さくら咲く』を手に入れることが出来ました。
今年度合格した看護師のグローリーさん、マアンさん、准看護師のメンさん
合格おめでとう!!!
EPA候補者の彼女たちは、意欲的に誰とでも笑顔で接し、責任を持って仕事に取り組んでいます。彼女たちのその姿を見ていつも、私たち職員も元気と、刺激を受けています。
新年度が始まりました。今年も「看護部一致団結!」 頑張っていきます。
「Kaya to! LABAN!!!」
(最後まで諦めないでがんばります!!!)
グローリー
自己学習や日本語の勉強も難しかったです。病院から日本語学校に通学させてもらうことができたので、とてもわかりやすく、理解が出来ました。また国家試験前には集中して勉強できるように気を使ってもらいました。この経験を看護師として活かし頑張ります。
マアン
みなさま、こんにちわ。私は、3年間大変でしたが、仕事と勉強を両立して行う事ができ、看護師国家試験に合格することが出来ました。受け入れてくれた宇野病院の皆様にいろいろなサポートをしてもらいました。これからも看護師として頑張ります。
メン
フィリピンから日本に来て3年間、宇野病院の皆さんに、勉強のこと、日本の文化のことなど教えてもらいました。勉強では、日本語と専門用語が難しく、何度も周りの職員に聞きました。今回は准看護師に合格しましたが、来年は看護師をめざして頑張ります。
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